映画『ゲド戦記』
最近いろいろアニメを見過ぎてちょっとジブリが見たくなり、まだ見たことない『ゲド戦記』を見た。
見終わって、さすがはジブリ!!と思っていたがこれに限っては原作の小説があるのか。なるほど、逆に全てが腑に落ちた感じがする。
やっぱりジブリの作品ってつじつまが合うんだ。なんか知らんけどスコールで漂流した団地がわけのわからん光で戻ったりしないのだよ。ちゃんと冒頭に落ちた龍はラストで復活するのだ。それがジブリ。
そして何より、ハイタカのこのセリフ。
・疫病は世界が均衡をとろうとする一つの運動だ
・この世界の森羅万象はすべて均衡の上になり立っている。風や海も、大地や光の力も、獣や緑の草木もすべては均衡を崩さぬ範囲で正しく動いている。
・死と再生の繰り返しこそが、命の根幹なのだぞ。
・不死は生を失うことだ。死を拒絶することは、生を拒絶することなんだぞ。
・この世に永遠に生き続けるものなどありはしないのだ。自分がいつか死ぬことを知っているということは、我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。わしらが持っているものは、いずれ失わなければならないものばかりだ。
THEこれぞジブリ。
それにしてもこの作品の声優がものすごい事になっとるな。菅原文太に岡田准一、田中裕子と香川照之ってどないしたらこんなキャストになるんだ??
やっぱりジブリは偉大だった。
公開日: 2006年7月29日 (日本)
監督: 宮崎 吾朗
原作者: 宮崎駿、 アーシュラ・K・ル=グウィン
原作: ゲド戦記
製作: スタジオジブリ、 ウォルト・ディズニー・カンパニー
2006年製作/115分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2006年7月29日
アレン 岡田准一
テルー 手嶌葵
太ハイタカ(ゲド)菅原文太
クモ 田中裕子
ウサギ 香川照之
テナー 風吹ジュン
ハジア売り 内藤剛志
女主人 倍賞美津子
王妃 夏川結衣
国王 小林薫
090-3990-0645