今年はにわかにストーブリーグが面白い。というてもカープの事では無いのだが。
他球団のトレードがこんなに楽しい年も珍しいんじゃ無いんだろうか。
まず、中日が阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)のトレードを行った。
これだけでも十分に驚いたのだが、さらに、京田陽太内野手(28)とDeNAの砂田毅樹投手(27)のトレードが行われた。
何が一番驚いたって阿部を出した時点でなんで野手を出した??だった。だが、その後にまた京田って今年の開幕スタメン二遊間じゃないか。
そして、二人の投手を獲得。確かに涌井と砂田の獲得は魅力的ではある。
だがしかし、中日の投手って今季かなり良かったんじゃないか?
大野雄大を筆頭に、柳、小笠原、高橋宏斗、松葉に勝野だろ?
後ろにしたって、ロドリゲス、マルティネス、清水達也と祖父江がいて、まだ根尾やら福谷田嶋に鈴木博志だろ。そこ補強ポイントか?
今季、中日の防御率3.28でリーグ2位だぞ。おまけに失点495もリーグ2位だ。
逆に得点414、本塁打62がリーグ最下位でそれこそが補強すべきポイントでは無いんだろうか?
と思いながらネットを見ていると、中日ファンの間でも賛否両論で、「京田はこのまま中日にいてもダメになる」とか「立浪監督は落合監督がやった改革に憧れている」みたいなコメントがちらほらあり、なるほどなー、外から見てるだけではわからんもんだ。そらまあ立浪さんも本気で勝ちたいんだろうな。
と、軽く考えていた。この記事を読むまでわ。
苦渋の立浪監督「お前、変わらんかったな」 中日去る京田が受け取った“最後の親心” 2022.11.19 full-Count
この記事の中で良くわからなかったのがこの部分。
2軍の打撃コーチに積極的に意見を求めながら、自分の感覚と照らし合わせていった。シーズン終盤の9月には月間打率.309を記録。「自分の中で手応えがあって、次の年が楽しみな部分もありました」。その時はまだ、最悪のシーズンが待ってるとは思いもしなかった。
立浪和義監督が就任した2022年。首脳陣とコミュニケーションをとりながら、昨季に手応えを得た打撃フォームを思い切って捨てた。目先の1安打ではなく、数年後でも揺るがない地位確立のための決断だった。「練習ではいい形で打てるときもあったんですが……」。振っても振っても、どうもしっくりこない。すぐに開幕はやってきて、打率は1割台を推移していった。
新幹線の車中で自らの未熟さを受け止め、自宅に着くころにはひとつの答えを出していた。「いい意味で、好きなようにやろうと思いました。僕の野球人生です」。教えられたままやっていると、結果が出なかった時に首脳陣のせいにしてしまいそうな自分が嫌だった。ダメでも自己責任。アドバイスには耳を傾けつつも、取捨選択しながら自分の感覚を信じた。
この部分と立浪監督の「ずっと頑固やったな。なんでそんなに頑固なんや? 去年の秋から言ってきたけど、お前変わらんかったな」このセリフが繋がらんかったんだけど、何度か読み直してようやくこれが理解できた。
要するに、京田本人は2021年は結果が出せた。それを2022年から新監督の立浪監督がその結果が出せた時の打撃フォームを捨てさせた。だが、京田本人が上手くいかずに元に戻した。その結果が立浪監督の「ずっと頑固やったな。なんでそんなに頑固なんや? 去年の秋から言ってきたけど、お前変わらんかったな」に繋がるのか。
で、僕の解釈あってる??
一応、僕の解釈であってるとして話しを進めると、立浪監督に嫌われたからトレードに出されたという結果になるのだが。
その証明が記事の終盤の
秋風吹くナゴヤ球場。監督室で、立浪監督と向き合った。「トレードな。横浜が欲しがってるから」。
の部分になるんだろう。京田自身のトレードはだいぶ前に確定していたのだ。あとはDeNAが誰を選ぶか待ちだったという事になる。
なるほどこんなのを見れば新井監督が秋季キャンプ初日で挨拶した
「言いたいことが2つある。まず俺は、お前たちが思っている以上に、みんなのことを期待している。もうひとつ。俺は好き嫌いで起用しない。なんでか分かるか? 嫌いな人がいないからだ。前にも言ったけど、カープのユニホームを着ている選手は、家族だと思っている。楽しいこと、おもしろいこと、苦しいことをみんなで共有して、みんなで優勝する。みんなで日本一になりたい」
と言ったのもうなずける。
立浪監督って思ったより酷い人だと思ったが考えようによっちゃー、監督に嫌われてチーム内でくすぶるよりも、トレードで活躍の場を与えれるのはある意味優しさなのかも知れないな。
中日が本当に欲しがってるのは捕手だというし、まだトレードがあるのかも知れない。
それにしても阿部は欲しかったなー。それこそカープの補強ポイントじゃないか。阿部なら會澤でも釣り合ったんじゃないのか?
會澤を出すこのとの賛否は置いといて、本気で補強するつもりのトレードなら阿部⇔會澤ぐらいのトレードを見てみたい気もするが、それこそ今のカープ球団ではそれは無いかな。
だがこの後現役ドラフトがある以上、強制的に入れ替えが待っている。まあルール上ベテランは無いのだが。
中日・阿部寿樹内野手と楽天・涌井秀章投手がトレード 2022年11月15日 11時55分 中日スポーツ
「褒めて伸ばす」新井貴浩新監督のもと、活気に満ちた広島の秋季キャンプで感じた強い組織に生まれ変わる予感 2022/11/21 06:00 NumbeWeb
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