テレビとか映画とか

映画『狂覗(きょうし)』全てが気持ち悪い作品。

すごい作品だ。正直全てが気持ち悪かった。ちょっとこれはもうネタバレするかも。読みたくなければここでお引き取りください。

何が気持ち悪いて、映像もさることながら、やってることがマジで気持ち悪かった。「狂覗(きょうし)」という言葉は「教師」とかかってるんだろうか。

この作品は、
ある中学生に関する実話と、劇作家・宮沢章夫の『14歳の国』が原案。調査以来過去最高を記録した、いじめ被害者数および教師による性犯罪件数に対し問題提起する異色のミステリースリラー。wikipedia

これが実話って、どこの部分が実話なんだ。かなりヤバいんじゃないか。そもそもこの作品ってなんらかの社会問題の問題提起かと思うんだが、それがいじめなのか学校の対応なのか、あるいはその両方なのか?

そう思いながら、原案の『14歳の国』を見ると「誰もいない教室に教師が五人。持ち物検査で、彼らが生徒のカバンに見つけたものは?」と書かれていた。

中学校の体育の時間、脱いで整えられた制服、誰もいない教室に教師が五人。持ち物検査で、彼らが生徒のカバンに見つけたものは? シリアスなのになぜか笑える、ヤングアダルト必読の書。単行本 – 1998/10/1 宮沢 章夫 (著)

そうするとやっぱり、いじめ、そしてもしかするとそれに伴う自殺などが現実にあったことと考えられるのかな。
それにしても闇の深い映画だ。まるでホラー映画のような撮り方がよりいっそう恐怖感を煽り、「学校」「教師」「生徒」という日常に内在する闇を炙り出そうとしてるみたいだった。

これは、興味の無い人にはあまりおすすめできんな。社会問題、中でもいじめ、自殺、中学生とか学校とかそんな事に関心があるなら大いに見るべきだろうけど。

基本情報
公開日:2017年7月22日
上映時間:81分
製作国:日本
ジャンル:ミステリー/サスペンス(ホラー要素を含む)
配給:POP
原案・原作:宮沢章夫「14歳の国」
監督・脚本・撮影・編集:藤井秀剛
エグゼクティブプロデューサー(製作総指揮):山口剛
製作:藤井秀剛、梅澤由香里
プロデューサー:坂井貴子
音楽:スヴィアトスラヴ・ペトロフ
製作プロダクション:CFA

キャスト(主要なもの)
役 : 俳優
谷野十:杉山樹志
森由紀夫:田中大貴
橋本瑞穂:宮下純
片山さつみ:坂井貴子
管直樹:桂弘
野々村龍太:望月智弥
稲田友美校長:種村江津子
小沢二郎教頭:納本歩
辻本きよ実:河野仁美
上西譲:宇羅げん
丸山真由美:小野原舞子
万田美弥里(女子生徒):松柚子葉
丸山真由美:小野原舞子
長谷川 :森直子

「狂覗」は、ほぼ 教室という一点 に舞台を絞った異色ミステリースリラー。

見どころ・テーマ:
閉じられた空間での緊張感:ほぼ一教室内で物語が展開し、登場人物同士のやりとり・心理戦が観客の注意をひきつける。

情報の制約と“見えないもの”の恐怖:荷物検査という限られた手段でしか事実を検証できないため、観客もどこまで真実かわからない不安感を抱くよう誘導される。
教師側の闇・矛盾:権威・責任・保身・過去の挫折など、教師という立場の人間が抱える矛盾と弱さが露わになる。

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moja
昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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