予想以上にハイランドマウンテンの滞在時間が短かったことで念願の備中松山城を攻略できた。
松山城は現存天守のある山城で日本一高い山城である。
これまでに何度か高梁まで来ていながら、いまだに登城できていなかったのだ。
まずは車で駐車場のある城まちステーション(5合目)まで行き、そこからシャトルバスに乗る。シャトルバスは2台が15分程度の間隔で走っている。すれ違う事の出来ない道なので2台が同時に発着する。バスの料金は往復400円(小学生以下無料)。
バスに乗ってふいご峠(8合目)まで登る。このバスの運転がめちゃくちゃ上手い。あの細い道で大型バスをあの速度で走らせる事ができるのはかなりのベテランだろう。
そしてふいご峠からは残り600メートルの登山。この登山が思いの他きつかった。後から気が付いたが通常の登山道と、防災道路と書かれた二通りのルートがある。防災道路は途中まで舗装されていて、残りは階段になっている。何も知らずに前の人に付いて行くかたちで、通常の登山道を登ったが、ひょっとした防災道路から登るほうが楽かもしれない。
まあ、ただ普通に健康な人や若い人ならなんの問題も無いんだろうが。老夫婦が一組あきらめて途中で降りて行かれたのが残念だった。
僕の足で30分以上かかってやっと大手門跡までたどり着いた。普通の人なら20分程度だろうか。
これが大手門跡の石垣
そこから進んで二の丸の手前の通路のところにつつじが咲いていたのが印象的だった。この季節ならではだろう。
さらにその先へ進んだところで、備中松山城の猫城主・さんじゅーろーが出迎えてくれた。
3月の終わりに亡くなったアントニオにそっくりだ。思わず泣きそうになった。
天守の最上階には「御社壇」と書かれ、祭壇のようになっている。
「御社壇」
天和三年(1683年)当時の城主・水谷左京亮勝宗(みずたにさきょうのすけかつむね)がこの松山城を修築したその節、松山藩五万石の守護として三振(ふり)の宝剣に天照皇太神を始め水谷氏の守護神・羽黒大権現等十の神々を勧請(かんしょう)し、この御社壇に安置し事ある毎に盛大な祭典を行い安康を祈った。
と書かれていた。
降りる時になって四男が降りれなくて初めて気が付いた。
小さいながらも良いお城でした。今回も良い城めぐりが出来た。
お城 | 備中松山城 |
天守 | 現存天守 |
電話 | 0866-22-1487 |
住所 | 岡山県高梁市内山下 |
休城日 | 12月29日~1月3日 (※本丸への入城はできません。) |
開城時間 | 【4月~9月】9:00~17:30 【10月~3月】9:00~16:30 (最終入城時間:閉城時間の30分前) |
駐車場 | 城まちステーション(5合目)110台 ふいご峠(8合目)14台 |
入城料 | 【大人】500円 【小中学生】200円 |
共通券 | 3館共通券1,000円(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺)/5館共通券1,500円(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺・郷土資料館・山田方谷資料館) |
webサイト | 高梁市観光ガイド |
090-3990-0645