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枝野幸男前官房長官は7日、読売新聞のインタビューに
答えて「東電体質」の何たるかを明かした。
フクシマ暴走が混迷の度をきわめていた
3月15日の未明、東電の当時の清水正孝社長と電話をした際に
「作業員を全面撤退させたい」との意向を伝えられたという。
東電関係者は、これまで全面撤退の申し出を否定してきたが
それもすべてウソだった。管前首相も東電の作業員の
撤退の申し入れについて言及してきたが、より具体的な
内容が明らかになったのは事故発生から半年を経過しようという
今回が初めて。なぜ、こうも真実を明かすことだけに時間がかかるのか?
答えは簡単、国内電力各社に「改ざん体質」が染みついているからだ。
枝野官房長官によると、清水前社長はまず、海江田前経済産業相に
撤退を申し出たが拒否された。それでも諦めずに枝野前官房長官に
電話してきたという。
そこで、今回の大騒動ですっかり有名になった同原発の吉田昌郎所長や
経済産業省原子力安全・保安院など関係機関に問い合わせたところ
吉田所長の「まだ頑張れる」などの発言を聞けたという。
それがなければ東電トップの判断で「暴れまわる怪物」を
放置したまま、本来やるべき業務を東電はすべて放棄していたことになる。
自分たちの愚かな判断で人災を招いておいて、意図的に作り上げた
「安全神話」が崩壊すると真っ先に逃げ出す。戦時中の軍部トップと
何ら変わらない横柄で自己中心的なこのエリート体質は、
昭和から平成へ、という時代の変遷にも無関係のようだ。
田辺一球携帯サイト
「田辺一球・広島魂」より
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