9月27日 マツダスタジアムでの広島対中日の試合。結果は広島4―6中日でカープ負け。
その日のうちにこのニュースを読んだ。
広島“ドタバタ”痛恨1敗 守護神誤算、タッチプレーも勘違い…
記事中の「中崎が藤井を敬遠気味に歩かせ、無死満塁から三ツ俣のゴロを三塁・梵が捕球し三塁ベースに触れてから本塁に送球も、このプレーを捕手・石原が見逃してしまう。三走・平田にタッチせず勝ち越しの生還を許した。」の部分、映像をみずにただの石原のエラーぐらいに考えていたけど、中々難しいプレーだったようです。
まずは映像。
「広島カープ 石原慶幸 気の毒すぎるボーンヘッド 解説も勘違い」
このプレーに関して初めは僕も意味が分からんかったんですけど、
詳細が本日の田辺一球公式サイト「広島魂」の「コイの季節をあなたにも」のコーナーで読者の方からの投稿を取り上げておられてようやく意味がわかったので転載します。
以下転載。
無死満塁の場面で三塁経験半年の梵が次に起こり得るプレーに対する予測能力の高さを発揮してくれただけに、石原も勉強ですね。
ついでですが、三塁塁審の福家さんも梵のプレーが事前予測の選択肢にあった様で、梵のベースタッチ後すぐに、アウト対象の二塁走者ではなく、次のプレーで最も影響がある石原に向かってわかるようにアウトのジャッジを大袈裟にしてくれていました。
梵のナイス判断&福家塁審のナイスジャッジだっただけに、石原&チーム全体で色々なシュチュエーションを事前に考える様に訓練ですね。
一年に一度あるかないかのプレーですが、一年に一度しかないから仕方ないと考えるか、一年に一度のプレーが一年で一番大事な場面でやってきたら大変だから準備する、と考えるかで対策&結果に大きな差がでます。
ボールを扱うのは一朝一夕で上手くなりませんが、次に起こり得るプレーを考えるのは勉強すれば高校球児でも出来るので、一度犯したシュチュエーションエラーは選手が代わってもチーム全体で二度と犯さないという意識を持って、チーム全体の財産にしていって欲しいものです。
★★ライアン小川投手の「言霊」に負けないレポート、ありがとうございました。「一年に一度あるかないかのプレーですが、一年に一度しかないから仕方ないと考えるか、一年に一度のプレーが一年で一番大事な場面でやってきたら大変だから準備する、と考えるかで対策&結果に大きな差がでます」を10回繰り返し…。実は1991年、前回優勝時のチームはまさにこの方針の下で優勝しました★★
以上、転載。
要するに、ノーアウト満塁の状況でサードの梵がキャッチ、本来ならそのまま本塁に投げて石原キャッチベース踏んで1アウト。その後捕手が3塁か1塁に投げて間に合えばダブルプレーになる。これが一般的なプレー。
今回はサードの梵がキャッチして、グラブでサードベースをタッチ。これで2塁ランナーのアウトが成立、まず1アウト。その後本塁転送して、石原がキャッチでここからが問題で、この場合だと2塁ランナーがいなくなってるので、3塁ランナーをアウトにするために石原は3塁ランナーにタッチする必要がある。その事をアピールしたのが3塁塁審の福家さんで、梵と福家さんは超ファインプレーだったらしい。が、石原がそれを見落とし、逆転を許したと。
決して石原も責められないけど、梵がファインプレーだっただけに、非常に残念な結果でした。
090-3990-0645