映画『WASABI』ジャン・レノ、広末涼子2001年

映画『WASABI』
ストーリーも設定も面白い作品だった。まずなんといってもフランス語が聞いていてここちが良い。
主人公が男前で、フランス人女性のキャロル・ブーケが美しい。
そしてテンポがよくて見ていて飽きない。

ひとつ不思議だったのは、なぜフランスと日本で撮影したんだろうか?なぜ広末だったのか?どんないきさつがあってこの作品ができたんだろうか?そのあたりwikipediaを見てもあまり詳しく書かれていない。

『WASABI』(ワサビ)は、日本を舞台にフランスで製作されたコメディ調のアクションサスペンス映画。リュック・ベッソン脚本、ジェラール・クラヴジック監督、ジャン・レノ、広末涼子主演。
フランスでは2001年10月31日、日本では2002年2月2日に公開された。wikipdia

ということでそこらへんをAIに聞いてみた。
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フランスと日本をまたいで撮影した理由は、作品の“空気”を一気に変えるための装置として日本が選ばれた、という解釈がしっくりきます。
ユベールという無骨な刑事が、突然まったく違う価値観の国へ放り込まれる。その異物感がコメディにもアクションにも効いているわけで、舞台が日本である必然性は物語のトーン作りに直結しています。

では「なぜ広末涼子なのか?」という謎。
これは当時の映画業界の空気とも関係します。2000年前後の広末は、まさに日本の“若さ”を象徴するアイコンの一人でした。強烈な個性というより、透明感や親しみやすさ、そして国際的な作品にもなじむ柔らかさがあった。フランス側から見れば、日本の若者像を象徴するキャスティングとして非常にわかりやすかったのだと思われます。

特に、父との距離感に揺れるティーンエイジャーという役どころには、“可憐だが芯が強い”という広末のイメージが合致しており、作品の温度そのものを決める存在になっています。

制作の背景には、ジャン・レノが日本という国を好んでいたこと、リュック・ベッソンが海外ロケを楽しむタイプのクリエイターであること、そして日仏間の合作に積極的だった当時のヨーロッパ・コープの動きなど、いくつかの潮流が重なっていると考えられます。
はっきり記録が残されていないものの、作品全体の“気楽さ”を見ると、巨額の商業企画というより、クリエイターたちの「こういうの撮ったら面白いよね」というノリの良さが形になった気配があります。

日本の街を疾走するジャン・レノ、広末の軽やかな存在感、エリック・セラの音楽。
これらが混じり合うことで、“フランス映画なのにどこか日本的”という不思議な魅力が生まれています。

映画の裏側を知る手がかりは多く残っていませんが、その曖昧さが作品の軽やかさにもつながっているようです。こうした制作背景を想像しながら見ると、また違った味わいが出てくるはずです。
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映画『WASABI』

・公開日:2001年10月
・監督:ジェラール・クラヴジック
・原作者:リュック・ベッソン
・原作:―(オリジナル企画)
・映画脚本:リュック・ベッソン
・撮影:パスカル・ゲニョー
・原題:Wasabi
・配給:ヨーロッパ・コープ(製作)/日本公開:松竹
・劇場公開日:2001年10月
・ジャンル : アクション、コメディ
・製作年:2001年
・製作国:フランス
・上映時間:94分
・字幕・翻訳:戸田奈津子(日本公開版)
・音楽:エリック・セラ
・主題歌:―(主題歌として特定の挿入曲なし)

・キャスト
ユベール・フィオレッティ(フランス警察の敏腕刑事)/ジャン・レノ/(日本語吹替:磯部勉)
ユミ(ユベールの“娘”である少女)/広末涼子
モモ(ユベールの旧友)/ミシェル・ミュラー
マリー(ユベールの元恋人)/キャロル・ブーケ
タカナカ署長/塩野谷正幸
ヤマモト(クラブ経営者)/真木蔵人
ビッグ・エド(黒幕の1人)/ヴァンサン・リー
クラブの用心棒/伊武雅刀
銀行支店長/堀内正美
刑事仲間(フランス)/クリスチャン・クラヴィエ(カメオ的出演)
その他、日本側キャストとして:常盤響、永瀬正敏(写真のみの登場設定) ほか

作品テーマ

父性、愛情、暴走気味の正義、そして異文化交流を軽やかに描いた作品です。
ハードボイルドな刑事像と、突然知らされた“娘の存在”というギャップが物語の軸になっており、アクションの爽快感と情感のやわらかさが同居する独特の空気を生み出しています。

みどころ

ジャン・レノの“無敵の刑事”ぶりと、“不器用な父”としての表情が並立するのが最大の魅力です。
広末涼子とのテンポの良いやり取り、日本を舞台にしたフランス的な軽快アクション、そしてエリック・セラによる印象深い音楽が、日仏合作ならではのユニークな味わいをつくっています。
アクションが過剰になりすぎず、コメディ的な間合いが随所に効いており、気軽に楽しめる作品構造も魅力です。

あらすじ

フランス警察の敏腕刑事ユベールは、強引ながらも正義感あふれる男。ある日、過去に愛した女性マリーが亡くなった知らせを受け、日本へ向かうことになる。
そこでユベールは、自分が知らぬ間に「ユミ」という17歳の娘を持っていたことを知り、衝撃を受ける。戸惑いながらも娘との距離を埋めようとするユベールだが、マリーの死には巨額の金と裏社会が絡んでおり、ユミまでもが危険な渦に巻き込まれていく。
暴走気味のユベールは、旧友モモと共に日本の犯罪組織へ突っ込んでいく。父として、そして刑事として、ユベールが選ぶ道とは…。

ああああ

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