今季初の二番サード羽月、レフトは長野。磯村が初スタメン。小園が上位に座らない理由はなんだ?巨人は坂本が前日の自打球でお休み。代わりに出場するのがヤクルトから移籍の廣岡。こーゆーのが怖いんだ。
1(二)菊池 涼介 右.349
2(三)羽月 隆太郎 左.421
3(右)鈴木 誠也 右.326
4(中)西川 龍馬 左.237
5(左)長野 久義 右.270
6(捕)磯村 嘉孝 右.000
7(一)クロン 右.222
8(遊)小園 海斗 左.143
9(投)野村 祐輔 右.000
1(中)松原 聖弥 左.286
2(二)若林 晃弘 両.267
3(左)丸 佳浩 左.143
4(三)岡本 和真 右.226
5(一)ウィーラー 右.441
6(右)梶谷 隆幸 左.248
7(遊)廣岡 大志 右.250
8(捕)大城 卓三 左.284
9(投)今村 信貴 左.091
前回対戦(4月11日)で完封負けをくらった今村信貴対同じくその試合で四回でマウンドを降りたノムスケとの対戦。
今村は今とにかく絶好調。だがしかし、初回から試合は動いた。
17イニング連続先頭バッターを抑えた今村から菊池がツーベースヒット。羽月スリーバント失敗、誠也がショートゴロで二死三塁。今までならここで「後1本が・・」と言っていたが、龍馬打ちで先制!!
四回にはクロンのソロ、五回はまたまた四番龍馬のタイムリーで3対0として今村をノックアウトできた。この瞬間がどれだけ気持ちよかったか。ノムスケはその裏大城にツーラン浴びたが五回を投げて勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。
さらに六回は4月8日の神宮以来のビッグイニングとなり5点が入った。これで8対2となり誰もが勝ちを確信しただろう。
後ろは盤石の救援陣。ようやくノムスケに勝ちが付く、ルーキーズも休める、高橋樹也と藤井黎來の出番だろうか?この時僕はそんな事を考えていた。
六回と七回をコルニエルが無事に抑え、迎えた八回裏事件は起こった。
コルニエルからバトンを受けた森浦が失点したのだ。それも3点。さらに二死一塁から投げた大道が2失点。とどめは代わった塹江が1失点で計6点献上して8対8の同点とされてしまった。
この瞬間ノムスケの勝ちが消えた。だがこの若い投手陣を責められる奴はどこにもいない。今まで彼らどれだけ頑張ってきたか皆が知っているから。
また、緊急登板で塹江に代わった直後、代打亀井の三遊間のゴロを小園が三塁ファウルグラウンドまで弾きリードが2点に。さらに直後に中島の同点打と最悪の流れになったがやはり小園も責める事はできない。不調の広輔に代わって良く頑張っている。
そんなみんなの思いが9回の攻撃と最後の栗林の投球に繋がって行くことになるのだから。
九回、指揮官が執った作戦は小園の代打、中村奨成。その期待に応えるようにジャストミートで右中間二塁打を放ってみせた奨成の底力よ。さらに代打三好が強烈なバントシフトの中で送りバントを成功させて一死三塁。最後は菊池がセンター犠牲フライでとどめを刺す。これぞカープ家族の野球だろう。
最後は前夜二つのフォアボールを出した栗林が先頭の若林、さらに丸、岡本和真を3者連続三振で締めてカード勝ち越しを決めた。
栗林はこれで初登板から12試合連続無失点。新人では19年にソフトバンク・甲斐野が残した13試合の記録に王手をかけた。
いよいよ火曜日からは9連戦。鯉の季節を前にベテランと若鯉の力が融合して全員で勝ち取ったこの1勝は後に繋がる大きな1勝となる事だろう。
「若い森浦、大道はいい経験になった。野球の恐ろしさを分かったと思う。栗林はきのう反省すべきところがあったと思うので、そこをしっかり修正出来た中でああいう痺れる場面で3者三振は素晴らしかったと思います」(佐々岡監督)
若鯉たちはこの経験をバネにこれからもどんどんその力を発揮して下さい。
<巨人ー広島 6回戦>◇2021年4月25日・日曜日 東京ドーム
123 456 789 R 安 失
広 100 115 001 9 16 1
巨 000 020 060 8 10 1
責任投手
勝利投手 広島 塹江 (1勝1敗0S)
敗戦投手 巨人 中川 (1勝1敗0S)
セーブ 広島 栗林 (0勝0敗8S)
本塁打
広島 クロン 2号(4回表ソロ)
巨人 大城 3号(5回裏2ラン)
バッテリー
広島 野村、コルニエル、森浦、大道、塹江、栗林 - 磯村
巨人 今村、平内、高木、田中豊、大江、中川 - 大城、岸田、炭谷
090-3990-0645