2016年9月10日。ついにカープがリーグ優勝をきめてくれた。M2で迎えた8日の試合で決まる事を夢みて広島に乗り込んでみたが、残念ながら巨人が阪神に勝っておあずけとなり、M1で迎えた9日はカープ試合なし。もし巨人が勝てば試合無しで決まるところを巨人・大竹がヤクルトを抑えるという運命の流れ。10日に東京ドームで巨人との直接対決という、これぞまさにメークドラマ。
10日の先発は黒田。巨人はマイコラス。試合前のデータ上では10勝10敗、マイコラス有利の数字だったにもかかわらず、巨人に先制されたものの、3回表に1点を返し4回に鈴木誠也、松山の連続弾で逆転、さらに5回に誠也の2打席連続弾で追加点で5対2。
実家でテレビ中継を見出したのが2回終了前くらい。すでにスコアは2対0。だけど不思議と負けるとは全く思えず、子どもらにメガホンを持たせて中継を見ながら応援した。
案の定試合は4回に誠也、松山の連続弾で逆転。この後の安部に死球を与えたマイコラスの乱調とそれに吠える黒田と新井の姿を見た時に勝利を確信し、その瞬間涙があふれ出た。
逆転のカープ。今期それまで81勝46敗2分、貯金35。そのうち41試合が逆転勝ち。優勝決定戦でもやはり今期の戦い方を象徴したような試合となった。
その後、試合は動いたものの結果は6対4。結局5回の誠也の2打席連続弾が決勝点となり、最後を中崎が抑えて見事25年ぶりリーグ優勝を果たしてくれた。
泣いた。もう9回が終了する前にはすでに泣いていたのだが、テレビに映る新井さんと黒田さんの抱擁を見てもう止まらなくなった。ふと気がつくと泣いている僕を見た長男が一緒に泣いていた。なんかそれが嬉しくてまた泣いた。
「ありがとう、ありがとう」口から出るのはそれしかなかった。カープに選手に、広島に、緒方監督、黒田さん、新井さん、カープの関係者すべての方に、長年球場に通う中で知り合ったカープファン仲間、インターネットで繋がったカープファン仲間、まだ会った事のないカープファンの人たち、家族、今でも時々球場行きを許してくれる妻に、僕の涙を見て泣いてくれた長男、訳もわからずカープを応援してくれる子どもたち、全ての人にありがとう。
たくさんのお祝いもいただいた。試合終了後即電話をくれた阪神ファンのおっさん。「おめでとう」とひと言でガチャリ(笑)。続々とメール、LINE、メッセージが届く。「おめでとう」「おめでとう」と。そのほとんどがカープファン意外の人たち。本当に嬉しかった。
カープファンで良かった。カープを広島を愛して本当に良かった。
最後に全ての方に「ありがとうございました」
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