7月に入ってあっという間に1週間が過ぎ去った。
今日は7月7日、七夕の日だ。とはいえ、子どもの頃から七夕の日に何か特別な事がやる習慣が無い僕はあまり七夕を意識しないのだが、父親の誕生日だったりもするのでやはり特別な日には違いない。
ただ、近年毎年この日はあめじゃないのか?と思うくらい、今年もかなりの雨が朝から降っている。そう思いながらちょっと調べてみると、直近だと2015年、2018年、2020年が雨だったようだ。
2019年はむしろ晴れていた。ただ近年7月豪雨と呼ばれる災害が増えたので雨のイメージが強かったんだと同時にわかった。
そしてひとつの記事を見つけた。
七夕伝説の雨
7月初旬の雨には七夕伝説にちなんだ呼び名がある。6日に降る雨は「洗車雨(せんしゃ)う」。七夕の前日、牽牛(けんぎゅう)(彦星)が年に一度の逢瀬(おうせ)に使う牛車を洗う。その水が雨になって落ちてくると伝えられる◆7日の雨は「洒涙雨(さいるいう)」と呼ばれる。織り姫、彦星夫妻は仲が良すぎて遊んでばかり。怒った神様が天の川を挟んで離ればなれにしたが、悲しみに暮れる姿を見かねて年に一度だけ会えるようにした。七夕の雨は別れを惜しむ二人の涙とされる(倉嶋厚・原田稔編著『雨のことば辞典』)◆そんな夏の夜空のロマンスなど、一気に流してしまう近年の大雨である。2017年の九州北部豪雨、18年の西日本豪雨、昨年の熊本豪雨。いずれも7月に入ったばかりのこの時期に発生し、甚大な被害を及ぼした。そして、今年も◆梅雨前線の影響で激しい雨が降り続いた静岡県熱海市で、大規模な土石流が起きた。熱海といえば穏やかな温泉地の印象しかなかったが、土石流が発生しても不思議はない地形である。すさまじい勢いで住宅や車を飲み込んだ土砂。一夜明けて安否不明者の捜索が続く現場の映像を見ながら、何とか無事でと祈るしかない◆佐賀県も今週の予報は傘マークが並んでいる。洗車雨、洒涙雨となりそうで、警戒を怠らないようにしたい。まずは梅雨明けの発表を聞くまでと、気を引き締める。(知)
佐賀新聞LIVE
やはり7月7日に雨が降ると、みな同じ事を思うらしい。もうこれ以上災害が起きませんように。
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