相生市若狭野町八洞の称念寺さんというお寺の報恩講にお参りさせていただいた。称念寺さんは真宗本願寺派、お西のお寺さん。お西のお寺さんにお参りさせていただくのは初めての事だった。
お寺に入って、まず内陣の違いに驚いた。お寺によりけりらしいが、かなり内陣が広く、脇には太鼓も置かれている。そして最初のお勤め(逮夜になるのかな?)が、文類偈(やったかな?)を余間でお勤めされていた。まあ儀式という事で色々違いがあるのでしょう。その辺はまた勉強していきたいと思います。
そしてこのお寺で一番驚いた事は本堂の吊り天井にたくさんのらくがき(笑)があること。これは毎年のサマースクール?の子どもたちが6枚一組(だいたい3×6の大きさ)の板に毎年書かれている物らしいということ。すべてのパネルに書かれている共通の言葉は「ほとけの子」の文字。ものすごい大胆な試みだと思った。
そんな事を感じながら目的はその日の御法話だった。講師は私の師である長田浩昭先生。報恩講ということで内容は「御伝承」「御絵伝」の事。まず長田先生もこのお寺に初めて来られたという事で自己紹介から始まる。久しぶりに聞いた先生の自己紹介は相変わらず入りやすく引き込まれるものがあった。僕が始めてお会いした2009年の推進員養成講座の時もそうだった。
とにかく最初に引き込まれて、気がつけばお話を聞き入っている自分がいた。
先生の絵解きは事前にパソコンで作られたスライドをスクリーンに映しながらお話が始まった。これだと細かい所も拡大されて見えるのでとても見やすかった。そして六角堂の場面では「佛光寺派」の御絵伝。今まで見ていた本派、大谷派の物と全く違う絵だった。それをかなり時間を割いて細かくお話していただいた。今までに見たことのない絵で、これまでの定説とは全く違うお話。すごい興味深かった。
残念ながら次の日の座にお参りする事ができなかったが、また機会があれば続きの話を聞いてみたい。
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