NEWSポストセブンにカープへの批判記事が出た。
阪神ファンが広島ファンに「強いと何してもエエわけやない」
と書いてあったので、球団への経営への批判だと思っていたが、えらく的外れなファンの批判記事だった。
球団経営への批判(チケット問題や、労働問題、グッズ関係の問題)ならいくらでも書いてもらえば良いが、これはちょっとひどい記事だったので思わず笑うしかなかった。
僕は関西で40年以上カープの応援をしている。子どもの頃こそ、親と一緒に甲子園に行っていたが、18を過ぎてからは友人と行くようになった。ちょど90年代初めの頃だ。
カープはまだ強かった。はじめの1年目こそ、メガホンもカバンにしまって球場に着いてから出して、帰る時にはまたカバンにしまいこんだもんだが、だんだん通い慣れるとそんな事しなくても大丈夫だという事がわかった。いくらそのまま電車に乗ろうが、誰も怒る人などいないのだ。法被もそうだ。僕は昔から現在もユニでは無く、法被で応援しているが、それこそ家を出る時からはっぴを着て出て、帰るまで着ていることもざらだった。
それで阪神電車に乗ろうが、梅田に飲みに行こうが人の勝手だ。さすがに僕に向かって「法被を脱いでお入り下さい」と言ったお店は、ヒルトンホテルのラウンジぐらいのもんだ。それ以外の店ではっぴ脱いでと言われた事は無い。
その日の試合に勝とうが、負けようが、居酒屋だろうが、中華やだろうが、お食事処だろうが、西宮だろうが梅田やミナミの飲み屋でもどこでもだ。
試合が終わって、どこの店だろうと祝勝会なり、反省会なりしていて、そこに阪神ファンが来ていきなり喧嘩になる事はまず無い。仮に阪神ファンがいて、しゃべる事になったとしてもその日の試合について、良かっただの悪かっただのわきあいあいとなるもんだ。
それはカープが強かった、90年代から暗黒時代の2000年代も超えて現在でもそのまま続いている。この20年以上の間で、ごくまれ(2~3回)にたちの悪い阪神ファンもいた。それは、ごくごく一部の阪神ファンであり、おそらくカープファンのごくごく一部にもそういう人はいるだろうし、全球団にいるであろう話だ。
この記事に書かれている阪神ファンが何に怒っているかはしらないが、見当違いもよいとこだ。ライトスタンドの問題は多少あるかも知れない。最近はファンよりも警備員のほうから注意してくるくらいだから。それでも自ら「ニワカファンは野球を知らんから」と書いておいて、そこだけを攻撃するのはお門違いだろう。
僕は関西生まれ関西育ちと言うこともあり、基本的にまわりの友人はほぼ全てが阪神ファンである。なので、昔からライトの年間指定席でも良く応援をした。2003年も2007年もだ。最近は警備員がうるさくなって行ってないが。ただ、その時でもまわりの阪神ファンは暖かかった。確しかに今のカープの強さなら、嫌われるかもしれないが、阪神ファンといえど、そこまで酷いやつはほんのごく一部だ。
これを書いた人は一度、外野に入ってみればよい。現場はそんなにひどいもんでもない。互いに応援しているチームのファン同士、仲良くなることのほうが多いのだ。
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