2017年1月3日。今年も無事に西勝寺年頭を終えた。
元旦と2日の日に年始受けを終えた西勝寺では3日の今日は、西勝寺のある船津町仁色の村の中を歩いてお年玉を配り歩く。お年玉と言っても現金ではなく、近年は和ろうそくと、真宗の生活の冊子。だいぶ以前は「しゃもじ」だった。しゃもじでご飯をすくう事から「救う」とかけたらしいが(笑)その後、手ぬぐいになったり、お箸になったり、近年は和ろうそくに落ち着いた。
そして、仁色の村といってもかなり広く広範囲に及ぶため、遠いところは車でポストに入れて回る。歩いてまわれる範囲を住職が1件1件手配りする。その荷物持ちとして、僕が付いてまわるわけだ。中には門徒でないお宅もあるが、そこもまあポストに入れたりと。御門徒のお宅は前住職の1件1件挨拶して回ったそうだが、近年は留守の家も多く、ご挨拶する家も減ってきた。それでも距離にして約4キロ、8時に出発してお昼前までかかる。
これもかなり天候に左右される。雨の年もあれば、雪が舞っていたり、夜に降った雪が残っていたり。今年は本当に穏やかな気候でまあ近年まれにみる温暖な年だろうと思う。そのせいか、驚くほど早くすんだ。まわる件数も減った。空家も増えたらしい。1人暮らしの老人が亡くなられて、若い人が帰ってないお宅は必然的に空家になる。すでに取り壊された家もある。以前はまわるお宅が約110件ほどあったと思うが、今年はついに100件をきった。そんな事もあり11時前にはすべてを配り終えた。
なにはともあれ、大晦日の除夜の鐘から3が日の日程を今年も無事終えることができた。例年通りのルーチンで新しい1年が始まる事に感謝したい。
南無阿弥陀仏
釈雅遊
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