鯉連覇への道～連夜のサヨナラＭ１０～

　２夜連続のさよなら。つい最近どっかで聞いたような話だ。そして５連勝。ここに来て、完全に勢いに乗った感がある。

　前夜、崩れたエースに対して、この日は時期エース候補中村祐太。７回２失点は十分な合格点。だがしかし、７回に鳥谷に打たれて失点して後、ベンチに下がって涙をみせた。その悔しさを忘れなければ、君は必ずエースになれる。

　そして日替わりのヒーロー。前夜の安部に続いて會澤。そのヒーローの立役者になったのが、前夜は野間。この日は上本崇司。特に上本は９回にエルドレッドの代走で出た後、１０回には菊池に代わってセンカンドへ。そこで代わりばなに飛んだ植田の打球を菊池ばりの処理をやってみせた。そして１１回四球を選んで、二盗成功で、サヨナラのランナーになった。この上本の働きはかなりでかかっただろ。

　誠也を欠いた打線で生まれるヒーローが、菊池や丸でなくて、この安部や會澤であることが今のチーム力のすべてを物語っている。
　
　９月の最初に松山が言った。「残り試合全部勝つ」本当にそのとおりになってきた。

　今のカープの底力を見れた試合だった。この試合を観て、CSへの不安がほんの少しだけ払拭された。後はDeNA相手に同じように底力が出せるかどうか。

　M10、ラストスパートで最後の鞭が入る。

　昨年のような圧倒的な勝利も気持ち良いが、このしびれるような闘いが続くのもまた面白い。今年は消化試合が少なくなるが、加藤 拓也はどうなってるんだろうか？願わくはもう１度、彼の先発試合が見てみたい。

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