11日いよいよ報恩講最終日となる。この日は朝に晨朝が勤まり、お昼から日中・御満座が勤まり、報恩講が終わりとなる。まずは晨朝。
朝8時スタートとはいえだいたい前夜に飲みすぎているので中々つらい。そして8時スタートということは、7時半に梵鐘十一吼という仕事が僕に課せられる。そのためだいたい朝は7時過ぎには起きなければいけない。晨朝のお勤めは正信偈 同朋奉讃、の後御文 聖人一流をいただく。御法話は西勝寺住職。お斎のお手伝いに来て下さった方々も作業を始める前に全員がお参りくださった。
晨朝が終わるとまた慌しくお斎の準備が始まる。僕も本堂の掃除機をかけたりストーブの灯油をみてまわったりと雑用を済ます。
お斎の時間になるとまた法中が見え始める。昔は逮夜の夜からずっと残られる方もあったようだが今ではそんな事はなくなり、都度帰られて、またつぎのお勤めの時間に来られる事がほとんど当たり前のようになった。
日中・御満座は伽陀 稽首天人から始まる。そして登高座、表白と続く。今年の表白は「親鸞聖人六角堂参籠における観世音菩薩(聖徳太子)の夢告」これは今年の御遠忌で朗読劇親鸞で演じられた場面。その流れということだろう。
この日のお勤めも同朋唱和勤行集の日中勤行そのまま正信偈草四区目下から回向願以此功徳 まで。そして今年はお勤めが終わると特別に御遠忌で上演された「朗読劇しんらん」が上演された。
その頃になるとまた役員さんたちはあわただしく今度はお華足を下ろして、参詣者にお下がりを渡す準備が始まる。毎年同じ事をされておられるのでかなり手際が良い。そして台所では精進落しの料理が準備される。最初から最後まで大人数でかなり手がかかるが、今年も無事に勤まりました。お疲れ様でした。
南無阿弥陀仏
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