今年も無事に西勝寺報恩講が厳修された。例年通り12月9日から11日の日程。この日程はおそらく向こう30年はまず変わる事がないと思います。
まずは9日の子ども報恩講。例年より少し子どもが少ないように感じましたが、それでも30人前後は来てくれてました。この日は「ドリーム カム トゥルー」というタイトルで速読の講師をされておられる畠中卓人さんをお招きして、子どもたちに夢をかなえるためにどうすれば良いかといったような内容のお話をしていただきました。
そしていよいよ10日の逮夜では、昨年から今年にかけて行われた庫裡修復事業の影響で昨年省略されたお斎が再開。朝の8時から新しくなって初めての庫裡の台所では世話人さんや婦人会の皆さんが2年ぶりの段取りにかかられて、それでも戸惑う事もなく、そこはやはり動線が良くなりとにかく動き易いということで、かなりスムーズに準備ができていたように感じました。
僕も灯油を入れたり、掃除をしたり本堂のビデオや椅子を並べて準備をして、これまた2年ぶりの奥座敷での御法中の接待。とにかく色んな事が2年ぶりでした。その中で一昨年、欠席された教務所長・御輪番さんにとっては初の初の奥座敷へお招きし、ゆっくりとくつろいで頂けたのではないかなと思っております。
また、御輪番さんには逮夜の出仕まで勤めていただき、その後御法話をいただきました。その後初夜、御伝承拝読されてからお帰りになられたと後でお聞きしました。
初夜の御法話は真行寺の武田さんの御絵伝。これも近年恒例となってきました。
翌11日は晨朝。そしていよいよ日中・御満座と勤まり、最後は住職法話で締めとなります。ただ今年に限って僕は住職の法話が始まる前にお華束さんを下ろした後、急激に体調が悪くなりやむなく退散。少し後味の悪い悔いが残る最後となりました。
全体を通して今年の報恩講は温かった。これが一番の印象です。例年どれだけ温かい年でも10日には必ず冷え込むもんですがそれが無かった。とくに11日なんて火鉢の炭も「もういらんか」って言うくらい。こんな事はあまり記憶に無いです。
それと知らん間に、近年作っていただいていた、精進落しの料理が無かったこと。こちらは来年以降復活させるように要望しておきましたが。。なにはともあれ今年も無事勤まり、後は新年を迎えるだけとなりました。
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