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1月に初めにモーニングで新連載が始まった「刷ったもんだ」を母ちゃんに教えたら、単行本を出してきてこれも面白いから読めと言われたのが
「いとしの印刷ボーイズ」奈良裕己(著) だった。
作者の奈良裕己(ならゆうき)さんは、印刷会社、広告制作会社の営業マンを経て2012年に独立。イラストや漫画の制作を中心にされている。
作品の主人公、ナビ印刷の営業本部の刷元正(すりもとただし)を中心に上司や部下、クライアントとの関係が絶妙に描かれている。
そこに印刷会社でおこる様々なトラブルがとてもリアルに描かれていて非常に面白い。
また、基本的な印刷用語の解説が載っており索引もある。本の作り方もすごくよくできている。
まず巻頭に一般的な商業印刷物の制作工程例が書かれているのもわかりやすかった。
さらに要所で番外編や4コマ漫画が載っていて、これがまた面白いのよ。
一番ツボだったのはこれ。
これは、印刷に関わる人なら絶対に面白いし、関係ない人でもめちゃくちゃ楽しめる1冊だ。読むことで印刷物に対しての意識が絶対変わるそんな作品だった。
必ず一度は読んでおいたほうが良い。必読の一冊だった。
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