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福島第一原発が18日の午後7時から原因不明の停電状態におちいり(どうやら鼠一匹が原因のようですが)、その後29時間ぶりにようやく全面的に復旧したことが報道されています。この間の東電側からの事態の公表が遅れたということも問題ですが、報道する新聞・テレビの側も、これをそれほど大きな問題として報道しないような姿勢も問題なのではないでしょうか。「29時間ぶりに復旧した」のではなく、「29時間も停電していた」のではないでしょうか。もし、これがあと何十時間も停電状態が続いていていれば、4号機の使用済み核燃料プールがメルトダウンして、大量の放射性物質が放出されたかもしれないのです。そして、それは、今世界中が恐れている「最悪の事態」なのです。その一歩手前まで行っていたのに、まるでたいしたことはないかのようなメディアの扱いは、いったいなんなのでしょうか?今回のことで、あらためて福島第一原発の現状が、収束にはほど遠く、原発の冷温停止状態を保つ命綱である電源ですら「仮設」の配電盤にたよっているという、きわめて脆弱なものであることが明らかになりました。私たちは、天井から一本の糸で吊り下げられているという「ダモレスクの剣」の下で寝ているのです。津波警報は、津波が襲ってくる前に知らされて、住民を避難させなければ意味がありません。メルトダウンが始まってから、放射能から逃げてくださいと報道しても遅いのです。事態を出来るだけ小さくみせ、その危険性を知らさないようにするという原子力ムラとメディアの体質が変わらない限り、また過ちが繰り返されるのではないでしょうか
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